オタクで女の子な国のモノづくり
軽いノリの本かと思ったらまったく違いました。日本人のオタク気質が作り出すモノ作りを分析した、とても堅い本です。現代の日本の市場や消費における興味深いテキストです。
私のよかった度 ★★★★★★★★☆☆
日本製品のオタク性、女の子っぽさ、子供っぽさがもの作りの基本にあること、それを商品の具体例を上げて説明しているのでとてもイメージしやすくわかりやすいです。
オタクカルチャーというと、えっと思われる方もいると思います。しかし、現代の日本では「オタクカルチャー」や「ギャルファッション」を中心に文化が広がっているのは確かです。そしてそれらのユニークさがモノづくりに生かされているのが日本なんですね。
私は、この本を図書館でタイトルと目次をパラパラと見ただけの軽い感じで借りましたが、読んでとてもためになった1冊でした。
電車で「指を挟まれないように気を付けてね!」と涙目で訴えるキティちゃん、萌え系フィギュアやキャラクターがウケる、物でさえ擬人化する精神感覚、流行には遅れないとしながらも、他人とは違うデコレーションしたケータイのような個人カスタマイズ信仰など、ところどころ強引とも思える点もありながら、全体的には理解しやすかったです。
欧米の実用性と比べて、日本製品のキャラクター性、カスタマイズ性、日本人にしかできないモノづくりのあり方を認識できる良書だと思います。
製造業、メーカー、技術者だけでなくマーケティングや販売業、そしてこれから社会にでる学生の人にも楽しめる本だと思います。
オタクで女の子な国のモノづくり (講談社BIZ)川口 盛之助
おすすめ平均 Cool Japanとは何か?
日本を元気にする一冊
日本の製造業の特徴づける理由が興味深かった
良書です
日本人気質と、モノつくりと、現代のカルチャーを綺麗にブリッジさせたまとめを展開するよみやすい本。
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