2009年03月13日
お金と正義 / 神田昌典
●次から次へのテンポよいタッチでぐいぐい読まされました。
経営コンサルタントとして数多くの著書を記している神田昌典氏が、現代社会の渦や集団社会の深層心理を大胆に散りばめた長編小説で、率直な感想としては面白かったです。
フリーターとIT企業社長の転機と生活感、それぞれの人生の岐路から辿る未来像をそれぞれの視点からクロスオーバーさせたエンターテイメント小説に仕上げられています。
ガソリンスタンドでアルバイトしている「フリーター」が、I姉の自殺と姪の依頼により、IT企業の巨大ビジネスの黒い影と戦っていきます。ネット上では「フリーター五右衛門」として寵児となり、テレビでは常に注目される。メディアとネット社会の現代ををうまくついて表現していると思います。
●現代社会の表と裏を盛り込んだ実験的小説
IT企業社長への成功者への方法、洗脳(マインドコントロール)、お金(キャッシュ)の力、現代社会に今まさに問題化している側面を考察できる。
下流社会や下流意識、その中でフリーターを代表とさせたのはい読んでいてイメージしやすいかと思います。
若干、ストーリー的に矛盾(そこでそうなるか?とかそんな都合よくはいかないだろ?)はありますが、あえて物語と割り切って、どんどん読み進めれば楽しく読めると思います。それとちょっと文章が稚拙な感じもしましたが、小説家ではないのでご愛敬でしょう。
とにかく引き込まれる展開に飽きずに一気に読了できます。
●「あとがき」はじっくり考察しろ
下巻にある「あとがき」には、著者が小説から現代社会を読み取る方法が書かれています。約30ページにわたる「あとがき」は、あまりないと思います。著者がなぜ小説という形式にこだわったか、本の最後でじっくり考えてみてください。
私的には「タイトルの付け方」と「表紙の絵」がマイナスです。ちょっと違うものにすれば、より惹かれる本、売れる本になったでしょう。いい本なのにもったいない気がしました。
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経営コンサルタントとして数多くの著書を記している神田昌典氏が、現代社会の渦や集団社会の深層心理を大胆に散りばめた長編小説で、率直な感想としては面白かったです。
フリーターとIT企業社長の転機と生活感、それぞれの人生の岐路から辿る未来像をそれぞれの視点からクロスオーバーさせたエンターテイメント小説に仕上げられています。
引用:
出版社/著者からの内容紹介
無数の富裕層を生み出したカリスマが描く物語が、あなたの本当
の力に気づかせる!
フリーターとIT企業社長が迎えるそれぞれの転機。1人の女性の死をきっかけ
に、まったく別の道を歩んでいた2人の人生がクロスオーバーする。
舞台は2008年。石川貴和(いしかわたかかず)は、自殺した姉の子、彩香(さや
か)と2人暮らしのフリーター。ガソリンスタンドでのアルバイトで生計を立て
る。彩香は、12歳にしてインターネットを駆使し貴和の収入を大きく超える額を
稼いでしまう。ケンカばかりの2人だが、穏やかな日常を過ごしていた。ところ
が、自殺したはずの姉が貴和にあてた、謎のメールを発見したことから、物語は
大きく動き出す----。
「この物語は----さまざまな嘘のなかから本質を見極め、自分自身の意見を持つ
力を----あなたに授けるために書きました」と著者は語る。
揺れる価値観の中で、富める者と持たざる者、あなたが選ぶ未来はどっちだ!?
ガソリンスタンドでアルバイトしている「フリーター」が、I姉の自殺と姪の依頼により、IT企業の巨大ビジネスの黒い影と戦っていきます。ネット上では「フリーター五右衛門」として寵児となり、テレビでは常に注目される。メディアとネット社会の現代ををうまくついて表現していると思います。
●現代社会の表と裏を盛り込んだ実験的小説
IT企業社長への成功者への方法、洗脳(マインドコントロール)、お金(キャッシュ)の力、現代社会に今まさに問題化している側面を考察できる。
下流社会や下流意識、その中でフリーターを代表とさせたのはい読んでいてイメージしやすいかと思います。
若干、ストーリー的に矛盾(そこでそうなるか?とかそんな都合よくはいかないだろ?)はありますが、あえて物語と割り切って、どんどん読み進めれば楽しく読めると思います。それとちょっと文章が稚拙な感じもしましたが、小説家ではないのでご愛敬でしょう。
とにかく引き込まれる展開に飽きずに一気に読了できます。
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下巻にある「あとがき」には、著者が小説から現代社会を読み取る方法が書かれています。約30ページにわたる「あとがき」は、あまりないと思います。著者がなぜ小説という形式にこだわったか、本の最後でじっくり考えてみてください。
私的には「タイトルの付け方」と「表紙の絵」がマイナスです。ちょっと違うものにすれば、より惹かれる本、売れる本になったでしょう。いい本なのにもったいない気がしました。
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Posted by みゅーたろー at 16:16│Comments(0)
│小説・文学